ケベックの動き(05-11-16)
イノさんへ
私の視力のことで恐縮ですが、教えていただいてから、ブルーベリーのジャムをグルジアヨーグルトにまぜて食べています。 そのほか、人参が良いというので、これは子供の頃から苦手の野菜なんですが、柔らかく煮て、咽喉に押し込んでいます。
そのほかに、鍼を、今、週3回打っているのですが、そういうこともあってか、鏡をのぞくと、自分の顔の皺が多いことがよくわかるようになりました。
しかし、コンピューターを見詰めていると、やはり疲れるのか、やがてボヤーッとなってきます。
そこで、このメールも、今夜は、実験として、16ポイントで打ってみて、それを発信する際に、普通のサイズに戻してみようと思います。
私の痔は、子供の時はかなりてこずったのですが、大学生の時に、伊豆の慶應病院の分院だった温泉宿で手術してもらってから、すっかり完治して忘れてしまい、こればかりはラッキーでした。
ところで、先日のイノさんのメールでご指摘のあった通り、カナダの政局は波乱含みでして、その辺のところも少しレポートすべきなんですが、サボっています。
波乱というのは、今の自由党政権が、下院で過半数に達しない少数与党ですから、三つの野党が結束すれば、明日にでも不信任となり、倒れてしまいます。 しかし三つの野党というのが、右派の保守党、左派の新民主党、カナダから分離して独立を目指すブロックケベコアという、同床異夢の間柄ですから、小異を捨てて大同につくという大義名分がどうもすっきりしません。
これら野党は、自由党憎しの執念では一致していますが、今不信任を決議すれば、クリスマスか正月に総選挙ということになります。 それは幾らなんでも国民の希望に反することで、もし強行すれば、国民がどんな審判をくだすか、クェスチョンマークです。
それでも、少人数の新民主党にしてみれば、どっちに転んでも政権には縁が無いのですから、揺さぶりをかけています。 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。 野合と言われようが、知ったことか。
しかし自由党政権を倒しても、現時点の世論調査によると、また同じ自由党のマイノリティ政権がカムバックすることになりそうです。 それでは何のための倒閣か。 そういうわけでこのところオタワの政情もサスペンスに満ちています。
そして、昨日、ケベック州では、独立を目指す政党パルティケベコアが、新たな党首を選出しました。 これが、ホモで、前の州政府の閣僚だった時にもコカインを服用していたという異色の人物。 それでもこのアンドレ ボアクレアに投票した党員が過半数だったというのですから、同性愛も麻薬も吹っ飛んでしまった文句なしの勝利でした。
今のケベック州の政権は、ジャン シャレ州首相の自由党州政府ですが、人心が離れており、パルティケベコアが次の選挙で政権に復帰する公算は大です。
もしその勢いを駆って独立へ突進すれば、ケベックは北米のアイルランド共和国という恰好になりかねません。
パルティケベコアも、党員が増えて、6万から14万になったと豪語していますが、750万の州民の総意は一体奈辺にあるのでしょうか。 そのうち300万は、英語系住民とアロフォン、つまり英仏系以外の背景を持つ人達です。 それに、少数で数の上では問題にはならないものの、カナダインディアンやイヌイットの人達の政治的存在は、大きな影を投げかけます。 州民投票で、過半数の結論が出たとしても、こうした先住民族の意思を無視することは出来ないでしょう。 50%プラス1票の重みで、絶対多数のオールマイティが通るかどうか。
たしかにイノさんの仰るように、一波乱も二波乱もありうることですね。 カナダ統一の泰平の夢が破れて、夢遊病者の如く崖っぷちに向かって歩むのでなければいいのですが。
シゲより (05-11-16)

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