殺人事件(99-10)
カナダも殺人件数が減ってきました。 30年ぶりの低さです。 それだけ世情がよくなったのか。 いや、若い男の数が減ってきたから、殺人も減ってきたというのが、犯罪統計専門家の推論。 何しろ、殺人の7割は、15才から29才の、若い男による犯罪ですから。ベビーブームの世代も終わりました。 1975年当時は、夫婦に子供4人が普通。 25年後の今日は、子供は2人以下。 それだけ、殺人を犯す若者の数も減ってきたわけです。 1975年の殺人件数の割合は、10万人につき、3.03件。 1998年は、1.83件。 この割合を、アメリカに比べると、3分の1。 しかしヨーロッパに比べると、まだ高いそうです。 これは、アメリカの隣にあるということが、どうしても影響を受けるのでしょう。カナダの場合、銃砲火器による殺人は、27%。 ナイフによる殺人が最も多いとされています。 ところが、殺人にいたらない傷害は、もっと多く、警察では、「殺人件数が減ったのは、救急医療の発達で、生命が保たれたから。 以前だったら死んでいる人も、今では医療技術の革新で救われている」とみています。しかし、銃を持ち歩く若者の数は、逆に増えています。 また幼児や乳児がまきこまれる殺人も増えているのは、気懸かりなことです。 殺人者の9割は男性。 見知らぬ者に殺されるケースは、15%。 大半は、顔見知りによる殺人。 被害者の8割は女性。 しかも、半分以上の女性の被害者は、親しい関係にあった男によって殺されています。 (Oct.99)

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